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買い取る会社、仲介する会社のしくみ:6社を「在庫を持つか」で並べ直す

中古品を扱う会社の決算には、会社ごとに違う項目が並びます。買い取る会社には仕入高と棚卸資産が出て、仲介する会社には流通総額と利用者の人数が出ます。

書籍『買い取る会社、仲介する会社のしくみ』は、6社の決算をその違いで並べ直しました。客から買い取って自分の店で売るか、業者に売るか、買い取らずに仲介するか。3つの型で、決算に載る項目が入れ替わります。

この記事は各章の要点だけの要約です。会社名を押すと、その会社の数字のページに移ります。

ブックオフグループ

本を部門と数量でまとめて買い取る。

2026年5月期に国内で買い取った商品は約4億936万点、売った商品は約2億7,999万点です。本は1冊ずつ原価を追わず、部門と数量の単位で管理します。売上高1,301億円の86.6%が国内ブックオフ事業です。

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コメ兵ホールディングス

個人からの買取額が、341億円から1,041億円になった。

2022年3月期の341億円が2026年3月期に1,041億円です。鑑定士が一点ずつ査定します。同じ会社が業者向けオークションも運営していて、そちらの売上になるのは流通総額ではなく手数料です。

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ゲオホールディングス

レンタルの店を、中古の店に入れ替えた。

リユースは2018年3月期の994億円から2026年3月期の3,006億円へ、レンタルは666億円から251億円へ。粗利率がいちばん高い区分は62.7%のレンタルのままで、粗利の額が大きいのはリユースです。

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トレジャー・ファクトリー

売場と買取カウンターが、同じ店にある。

2026年2月期の商品仕入高は207億円、直営店は288店です。同じ店が売上高486億円を作る場所であり、翌期に売る商品を集める場所でもあります。期末の棚卸資産は91億円です。

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バリュエンスホールディングス

客から買い取って、業者に売る。

2025年8月期の販路別の売上高は、業者向けが約80%、個人向けの小売が約20%です。仕入高は660億円。同じ会社が、他社から預かった委託品を自社のオークションで仲介してもいます。

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メルカリ

仕入れをせずに、取引のたびに10%を受け取る。

2026年6月期の国内Marketplaceの流通総額は1兆2,856億円、月に一回以上使う利用者は2,419万人です。連結の財政状態計算書に棚卸資産の科目はなく、在庫の回転を示す数値も出ていません。

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6社を在庫を持つかどうかで並べ直すと、買い取って自分の店で売る型、買い取って業者に売る型、買い取らずに仲介する型の3つに分かれました。型は事業の単位で決まるので、1つの会社が2つ以上の型を持つこともあります。

中古の利益は、いくらで売るかではなく、客から買い取るか、仲介にとどまるかで決まります。詳しくは書籍で1社ずつ開いています。

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