あの会社のしくみ
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サブスクで稼ぐ会社のしくみ:会費が置かれている場所は、会社ごとに違う

毎月・毎年払うお金には、同じ「会費」でも、果たしている役割が違います。会費そのもので稼ぐ会社もあれば、会費を入口として置いているだけの会社もあります。

書籍『サブスクで稼ぐ会社のしくみ』は、8社の決算からその置かれ方を比べました。会費が売上のどこにあり、利益のどこに効いているのか。物差しを変えると、主役が入れ替わります。

この記事は各章の要点だけの要約です。会社名を押すと、その会社の数字のページに移ります。

コストコ

年会費の収入は、営業利益の51.3%に相当する。

年会費収入53億ドルは売上に対して2%足らずですが、連結営業利益104億ドルの51.3%に相当します。売上で見ると脇役、利益で見ると主役級です。

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Amazon

会費は、稼ぐためではなく入口として置かれている。

プライムの年会費は5,900円ですが、会費を含む区分の売上は全体の6.9%です。決算で大きいのは外部の販売者から受け取る手数料などのほう。同じ年会費でも置かれている場所が違います。

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ネットフリックス

8回値上げして、会員は増えた。

米国のスタンダードプランは2014年から2026年までに8回上がりました。それでも年末の会員数は確認できるFY2024まで毎年前年を上回っています。作品の制作費は会員数によらず一定です。

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Adobe

ソフトを売るのを、やめた。

買い切りから契約型へ切り替え、収入の入り方が変わりました。会社はFY2013の総売上が減ると自ら予告しています。売上と利益で底を打つ年がずれる過程を、書籍では年ごとに追っています。

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オイシックス・ラ・大地

会費ゼロで、毎週届く。

定期会員から基本の会費を取っていません。何もしなければ中身が決まって届く定期ボックスの形で、会費ゼロでも定期的にお金が入ります。2026年3月期の売上は2,514億円です。

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カーブスホールディングス

退会率を、実数で毎年出している。

平均の月次退会率を毎年開示しています。ただし「チェーン売上856億円」は客が払った総額で、決算書に載るのは連結売上375.7億円のほうです。物差しを変えると主役が入れ替わります。

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RIZAPグループ(チョコザップ)

月2,980円のまま、店を増やしてきた。

月会費は2,980円(税抜)で、開始時から同じ金額のままです。会員数と店舗数の伸びは、書籍で扱った8社のどこよりも急でした。

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任天堂

サブスクの時代に、売り切りで稼ぐ。

売上の約96.8%が「ゲーム専用機」区分です。他の7社では定期的な支払いが売上の柱か入口にありました。この会社だけが、買ってもらう形を中心に置いています。

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8社を並べると、同じ「定期的にお金が入る商売」でも、会費が置かれている場所は、会社ごとに違いました。会費で稼ぐ会社、会費で客を集める会社、会費を取らずに定期を作る会社、そして定期を持たない会社。

会費という言葉だけで一括りにすると、決算の姿を読み違えます。詳しくは書籍で1社ずつ開いています。

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『サブスクで稼ぐ会社のしくみ』の表紙 『サブスクで稼ぐ会社のしくみ』 コストコ、Amazonプライム、ネットフリックス、Adobe、オイシックス、カーブス、チョコザップ、任天堂 シリーズ「あの会社のしくみ」Vol.4/Kindle・ペーパーバック
数値は各社の有価証券報告書・年次報告書(10-K)・決算資料によります。決算期と会計基準は会社ごとに違い、米国企業の金額はドル建てです。この記事は情報の提供を目的としたもので、特定の会社の株式の売買を勧めるものではありません。

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